成長が著しい息子

 息子、7か月。ベビーベッドにおいて朝寝を促すも寝る気配がない。

ベビーベッドに隣においたサークル内のマットでごろんとしながら見守っていたら、
ベビーベッドの柵をつかみ、つかまり膝立ちをしてこちらを見ていた。

寝る気ない息子と絶対寝かしたいけどもう何もしたくない母が対峙した。

寝てくれ―――と目で訴えたら膝立ち息子がにぱぁと笑う。

かわいい。絶望的な伝わらなさ。それを上回る可愛さ。

先生、聞こえますか?ちゃんと立派な親ばかになれました。

 

 つかまり膝立ちをできるようになったことで、ベビーベッドの高さを検討する必要がでてきた。現状、つかまり膝立ちしたところで落ちない高さだったので、つかまり立ちできるまでは現状維持?時間ある今週末、高さ変えちゃう?と夫と話しあっていた。

結論が出る前に夫が言った。

「つかまり立ちしている!」

息子に視線をやる。

朝寝をしない息子はベビーベッドの柵をつかみ立っていた。

え?絶望的な伝わらなさはどこ行った?会話を理解して成長している?どう考えてもたまたまだが、タイミングが良すぎて、成長がうれしいの前に怖かった。

 

結局ベビーベッドの高さはその日のうちに一番低い設定にした。

8キロオーバーの息子氏を抱えておく、抱き上げるという動作がより腰にきそうな高さになった。

先生、聞こえますか?ぎっくり腰になったら笑ってください。